自転車で、北海道を一周するつもりが・・・・。(その8・今夜も駅で夜更かし?)
- 2018/01/13
- 22:30
1983年7月31日 

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浜頓別YH~紋別駅
今日も、いまいちな天気である。
YHの窓からクッチャロ湖が見えると聞いていたが、霧で何も見えない。
雨は降っていないが、いつ振ってきてもおかしくはなさそう。
それつけても、寒い。
とりあえず、朝ごはんを食べる。
ここの朝食はパンなのだが、バターがものすごくおいしい。それと飲み放題の牛乳が、これまたおいしい。やっぱり北海道ならではのこと?
(牛乳といえば、もう、今から40年以上前のことだが、一時期長崎に住んでたときに、朝、一升瓶を持って近所の牛を飼ってるところに行って、買ってきてたが、そのときの牛乳はうまかったな~。
まだ温かくって、ほんとに絞りたてやった。それ以降あんな牛乳って出会ってないな~。)
朝から、腹いっぱいごはんを食べて、出発準備にかかるが、大阪を出てきて以来約10日、洗濯をしていない。
そのせいで、着替えが底ついてしまった。
なにぶん、今夜の着替えもない。
出発前に洗濯機が空いてたので、洗濯することに。
天気がいまいちなのは残念だが、今夜は駅で寝る予定だし、洗濯できるときにしておかないと、いつできるかわからない。
1時間半ほど洗濯&乾燥にかかった。
乾燥時間が短いせいか、完全に乾ききっていないものは、ビニールの袋に入れてとりあえず荷物の中に。天気がよければ、どこかにくくりつけて走れば、乾くのだが、いつ雨が降ってきてもおかしくないような天気。
色々してる間に時刻は9時を過ぎていたので、あわてて、出発することに。
こんな感じで、スタンプを押してもらって。YHの人たちに見送られての出発。
浜頓別の市街地をあっという間に通り過ぎて、国道に戻り、網走方面に向かう。
前日と同じような景色が続く。
浜頓別からしばらく走ると、北見神威岬。
積丹にも神威岬があるが、海岸線の迫力では、積丹のほうがちょっとダイナミック。

この看板、現存するんかな?
なんか、鉄工所で作りました感が満載の看板やねんけど・・・。
1時間弱で興浜北線終着駅の北見枝幸駅のある、枝幸町を通過する。
途中、これといって何もないので、こんな看板を見つけては写真を撮ったりしながら、だらだら進む。
天気がよかったら、もうちょっと景色もよかったんだろうが、残念である。
この日の目的地の紋別までは130kmほどの距離。
峠越えはないものの、海沿いの小さなアップダウンのある道を黙々と走るだけ。
休憩するようなところもないし、朝ごはんもたらふく食べたので、おなかもあんまり空いてない。
ほとんど、ノンストップで雄武の町に到着。
駅近くの店で、パンをひとつ買って、荷物の隙間につめて走り出す。
雄武から少し進んだ所にあったバス停で昼ごはんのパンを食べる。
パンを食べた後は、休憩もそこそこに興部(おこっぺ)目指して出発。

休憩後1時間ほどで興部の市街地を通過する。
興部を過ぎれば、本日目的地の紋別まで1時間半ほどの距離。
明るいうちには到着できそう。
今夜は駅で寝る予定なので、寝る場所の確保も必要なのでそのまま進むことに。
そんなに大きな駅でもなさそうだし、稚内ほど混んではないだろうが、天気もいまひとつなので、屋根のあるところに寝床は確保したい。
興部を通過してから1時間ほど、紋別までの距離も数kmというところで、道路脇にオムサロ原生花園と言う標識があったので寄ってみることに。
駐車場に停まって、写真を撮ってたら、自転車に乗った2人が、やってきた。
どっかで見た顔と思ったら、稚内で一緒にジンギスカンをした2人。
聞くと、今日は紋別駅に泊まるらしい。
じゃあ、またジンギスカンやる?と、二つ返事でOK
夕食の確保もできたし、紋別の駅まであと一息、3人で駅まで向かうことに。
30分とかからずに、18時過ぎに紋別駅に到着。
既に10人くらい駅寝の人たちが思い思いに過ごしている感じ。
とりあえず寝床を探してたら、いきなり知らない人から声をかけられた。
「稚内の駅でジンギスカンやってましたね?」って。
えっ、ここに来て怒られるの?って思ったら、
「もし、今日もするなら、参加させてもらえませんか?」
「材料代もらいますけどいいです?」って聞いたら、
もちろんいいですよ、ってことで定価500円のところ1,000円と、サッポロジャイアント1本を出してくれることに。さすが、社会人は金持ちである。
店で食べたほうが安いんじゃないか?と思いながらも、参加していただく。
今夜は、4人で宴会か、しめしめ夕食代が浮いたと思いつつ、寝る場所を確保して、シートを敷いて寝袋を拡げる。
昨日雨の中を走ったけれども寝袋が濡れてなかったのはラッキーである。
早くに拡げておけば寝るときに多少はふかふかになってるだろうし、と言うわけで夕食前から拡げているわけであるが、そんな作業をしていると先程の大口スポンサーのお兄さんが来て、
えっ?キャンセル?と思ったら、
「同じ条件でもう二人増えてもいい?」
もちろん、こちらとしてもOK。それどころか大歓迎。
以前、別の駅で話しをした人が到着して、夕食の話をしたら、ぜひ参加したいということで、総勢6人での夕食会に。
寝床の確保も終わったので、大口のスポンサーの方々は駅でお待ちいただいて、夕食材料の購入に紋別の町を歩くことに。
今回は、資金は潤沢。
店を回って、マトン2.5kg、ジンギスカンのたれ、ピーマン、もやし、キャベツ、たまねぎ、中華麺を購入して駅に戻る。
とりあえず6人分ということで、結構な量がある。
野菜は、適当に切ってビニール袋に入れておく。
その間に、ビール(サッポロジャイアント4本、約8リットル)を買いに行ってもらう。
稚内以来2回目なので、準備に慣れてきたのか、辺りも暗くなってきた7時過ぎには、鍋を火にかけることができた。
肉を焼くと、辺りにいい匂いが立ち込める。
周りの宿泊者の視線が集まるのが、ちょっと恥ずかしい。乗降客が居ないのがせめてもの救いかな?
1時間も食べて、飲んでるとさすがにお腹がいっぱいになってくる。
話は、はずんでビールは進むのだが、ちょっと今日は量が多すぎた、食材が多少余っている。
ちょっと離れた所に、稚内でも見かけた自転車のお兄ちゃんが居たので、
「余ってるし、ただでええから食べへん?」って聞いたら、大喜びで食べると言うので、食べてもらった。
聞いたら、青森県の野辺地から一人で来てるとのこと。
今日の晩飯は、もう済ましていたらしいが、ご飯と、さんまの蒲焼の缶詰だけだったらしくって、ちょっと腹が減ってきてたらしい。
残ってた肉やら、野菜やら放り込んで、中華麺を入れて、ジンギスカンのたれもかけて、焼いたら、中華麺が、焼きそばみたいで結構旨い。
野辺地のお兄ちゃんも満足して、結局7人で平らげた。
最後は野辺地の兄ちゃん気を遣って、後片付け全部やってくれて、こっちが気を遣ってしまうわ。
その後も、また誰かビールを買いに行って、終電が出た後もしばらくは話をしてた。
ということで、この日は午後11時ごろ就寝
本日の走行距離 約130km
なんか、晩飯代で500円ほど、儲かった。
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